圧電型加速度センサとMEMS加速度センサの特徴について
こんにちは。営業部のYです。
今回はお問合せいただく質問の中で「圧電型加速度センサとMEMSセンサの違いは何か」について簡単に取り纏めましたので一読ください。なお個人的な見解になりますので参考程度にお考えください。
加速度を計測するセンサの種別で「圧電型」と「MEMS型」が存在します。それぞれの特徴を記載します。
圧電型加速度センサは、圧電素子に加わる力によって発生する電気信号を利用して振動を測定するセンサです。高周波振動まで測定しやすく、耐久性や安定性にも優れるため、モータ・ポンプ・ファン・ベアリング・工作機械などの設備振動監視や異常診断で多く使用されています。
メリット
- 幅広い周波数の振動測定に対応
- 振動診断や異常検出に適している
- 耐衝撃性・耐振動性に優れる傾向がある
- 長期安定性が高い
デメリット
- アンプや専用回路が必要な場合がある
- MEMSと比べると大型・高価になる場合がある
- 傾きや静止状態の加速度やDC測定には不向き
MEMS加速度センサは、半導体技術を利用した微小な構造の変化から加速度を検出するセンサです。小型・軽量・低消費電力という特徴があり、スマートフォンや車載機器、IoT機器など幅広く利用されています。
メリット
- 小型・軽量
- 低消費電力
- 低価格化しやすい
- 傾きや低周波の動きを測定できる
デメリット
- 高周波振動測定では圧電型が有利な場合が多い
- 大きな加速度の対応やノイズ、共振点などスペックを注意深く確認する必要がある
- 温度変化の影響を受ける場合がある
- 構造が複合的なため、経年劣化による圧電型よりドリフト要因は多い傾向
簡単にまとめると、
圧電型加速度センサ=機械設備の振動を長期間に渡り測定する。高周波まで精度良く計測するためのセンサ
MEMS加速度センサ=安価で小型機器の動きや状態を検出。簡易計測や機器内部に組込む用途のためのセンサ
どちらも一長一短ありますので、測定対象や使用環境、必要な精度、耐久性、コストなどを考慮し、用途に合ったタイプを選ぶことが重要になります。
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