工場のSです。

世の中は、デジタルトランスフォーメーション（DX）と言われています。名前に、デジタルとありますが、実際にはデータの処理技術や活用技術だと思います。どの様にデータを組み合わせて、活用するシステムを構築できるかが、ポイントかと考えます。
AIと言われているディープラーニングは、ルールがある将棋や囲碁では、人の手を介さずに学習していけるので、人を超える知能を身につけてきています。ルールがない一般的なものは、人が教える必要があり、多くの学習データが必要になります。また、教えた内容の性格を持つため、教え方次第で、良くも悪くもなり、更に、処理のアルゴリズムはブラックボックスで人が内容を理解できないと言われています。
技術の進歩とともに、大規模化して、膨大なデータを扱うため、数人レベルで挑戦する技術課題を見つけづらくなってきました。
振り返ると、技術者として、個人で挑戦する技術課題に恵まれた良い時代だったと思います。
次週末が、最終出勤日となり、技術者を引退する予定です。
皆様には、大変お世話になりました。

昭和測器株式会社HP