180SX改造!
本社Kです。
この話題しかないのかと言われそうですが、楽しみにして頂いている方もいるかもしれない、ということで、今回も180SXについてご報告であります。
実は何年も前から、エアコンが故障しており、夏は“気合を入れた私”しか乗れないクルマでありました。当然窓は全開。●文字D 豆腐屋のお父さんみたいにタバコをくわえ、「タバコ吸ってるから窓開けてるんだもんね。」と無言の言い訳しつつ大汗かきながら、なるべく涼しい顔で...
いろいろ頑張って既設エアコンの復旧に挑戦しましたが、解決に至らず困り果てていたところ、クルマ友達になった方から、旧車用の電動式エアコンがあることを教えていただきまして、早速検索したところ、中華製であれば何とか手の届く金額であることが判明。
我が家の大蔵省に掛け合い、しぶしぶながらも承認を得まして、その場でポチっと。
到着まで2週間くらいかかりましたが、無事到着。 しか~し、開けてびっくり。
写真では、コンプレッサ、コンデンサ、リキッドタンク、エアコン本体の他に、ホース2種とその端末金具が多数付属(=対象車に合わせホース製作“可“のはず)しているはずでしたが、既に組みあがっている長―いホースが4本、梱包内でかなりのスペースを占有しての到着でした。 ムムム。
またエアコン本体に、温度調整つまみ+風量調整つまみが存在しているのですが、どちらも動かず、ここでも、ムムム。 取説を読むと、実はこのつまみ、2つともダミーで、温調と風量の調節は付属の操作盤とリモコンで可能とのこと。動かないならつまみ無しのほうが良いのに、さすがのクオリティです。
しばし固まりましたが、まず取り付けてみようと決断。
写真 ネットと現物
ダミープラグ いや ダミーのつまみ(動きません)
まずは、既存エアコン部品の取り外し作業です。
いつものように、フロント側をしっかり上げて、クルマの下に潜ります。
コンプレッサ(重さ約8kg)の固定ボルトと格闘、ついでに固定ブラケット(約2kg)の固定ボルトを殲滅し、スタビライザーまで外して、何とかこの2点を除去完了。
助手席前のグローブボックスを取外し、車内のエバポレータ取外し。既存のヒータシステムは生かすため、エバポレータのケースを改造。(このあたりは比較的簡単でした。)
次はコンデンサの除去作業でしたが、これが大変でした。
外したい奴は、ラジエターの前に鎮座しているのですが、車体前からのアクセスは不可。ラジエターを取り外さないと固定ボルトにアクセスできないため、何の罪もないラジエターの取り外しに着手。
クーラントを抜いて、エアインテーク部材も全部外して、よいしょっとラジエターを取外し・洗浄。
シュラウドと冷却用ファンも取外し、すっからかんになったエンジンルームを眺めていたところ、ウォーターポンプの水漏れを発見。うぉ!っと思ったら、パワステポンプにもオイル漏れを発見。ガックシ。
エンジンルーム
うつむきながら大蔵省へお参りし、エアコン本体より二倍くらいお小言を頂戴しつつ、何とか承認を取り付け、ポチっとx2。 こちらは2点とも1週間かからず到着。
ウォーターポンプを運んでくれた配達業者さんから「いいっすね。S13。」などと言われ、「これ(ウォーターポンプ)、今から組むんですよ。」(私)、「え!自分でやるんですか。」(業者さん)などとクルマ好きならではの会話も。
ついでに、いつかやろうと調達済みだったベルト2本もついでに交換することに。
外したモノ軍団(後日スクラップ屋さんに持込み、換金しました。)
取付予定品
作業工具の不足分を、近所のホームセンター内「アスト●ロプロダクツ」コーナーで調達しながら、本当に苦労しましたが、無事ポンプ2点とベルト2本取付できました。
いよいよ電動エアコンの設置です。
我が愛車は、そこまでの旧車ではないので、エンジンルーム内にはあまりスペースがありません。
元々のコンプレッサがあったところに、新しい電動コンプレッサを取り付けました。
専用部品でない為、あちこちをサンダーで切断して何とか取付完了。
ご近所様、うるさくしてすみませんでした。
次はコンデンサと電動ファンです。1ユニットになっていたので、楽に取付できるかと思いきや、元のコンデンサよりも厚みがあり、そのままでは取付できないことが判明。
電動ファンとコンデンサを分離して組み込むことに。

スペースの関係で、電動ファンが車体前側にしか取付できませんでしたので、モータの配線を入替えて逆回転するように改造。
分離したためどうしてもファンとコンデンサの間に隙間ができるため、これらを埋める涙ぐましい改造を実施。
こんな工夫をしたのです。
各部の部品を取り付けたら、いよいよホース配管です。
かなり太く硬いホースばかりなので、経路の決定と配管通しに、大・大・大苦戦。
こんな作業のために、お盆休みのほとんどを費やしました。
雨にも負けず、風にも負けず、夏の暑さにも、蚊の襲来にも負けず、何とか作業終了。
こんな感じで作業してました。
その結果。
無事に冷たい空気が吐き出されるようになりました。風量もかなり強いです。
これで家族もクルマに乗ってくれます。
窓全開で「タバコだもんね。」の言い訳もしないで済みます。
しかも、コンプレッサが電動なので、エンジン出力をエアコンに喰われない。
これは私としては喜びのポイントです。
夏にも乗れるようになった180SX。今後もかわいがっていきます。
次回は、車検に行ってきました、を予定しています。
以上、本社Kでした。
以前の180記事もあります。お時間のある方は探してみてください。
https://www.showasokki.co.jp/news_cat/blog/
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